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【馬券の買い方】枠連の買い方を考える-ヴィクトリアマイルのオッズから見る馬連よりも得するパターン

こんにちは、むとこうです。

今回は、馬券の買い方についてです。

特に買う人が少ないであろう枠連について買い時を考えてみます。

昨日のヴィクトリアマイルのオッズを見てたら買い時と思える場面がありましたので紹介したいと思います。

 

目次

 

枠連とは

解説するまでもないかもしれませんが、一応念のため…

枠連は1着、2着の枠番を当てる馬券です。(1着と2着の着順は問わない)

馬連の枠バージョンといった感じですが、馬連より前から導入されている馬券です。

今では、二連系の馬券は馬連がメインとなっていますが、昔からの馬券である枠連を好んで買う人もいるみたいです。

 

メリット

当たりやすい。1〜8枠までしかないため、全部で36通りしかない。

狙ってた馬がこなくても、同枠の馬がきて的中というパターンもある。

デメリット

他の馬券に比べ当たる確率が高いため、配当が低くなりやすい。そのため、点数をかなり絞らないとトリガミ(的中しているが、マイナス収支)になる可能性が高い。

 

メリット、デメリットを挙げるならこんなところでしょうか。個人的には枠連はほぼ買いません。では、どういったときに枠連を買うべきでしょうか?

 

個人的な枠連の買い時

ここからがこの記事の本題です。

個人的な買い時は、、、

「人気馬と人気薄が同枠のとき、その枠と単枠(1頭しかいない枠)を狙う」

です!

ちょっとわかりづらいですね…

具体例で説明します。

昨日のヴィクトリアマイルを例にします。

 

2020年ヴィクトリアマイル確定オッズ

枠連3-4 62.6倍(18番人気)

馬連5-7 44.0倍(14番人気)

 

まずオッズだけを見ると、枠連3-4のほうが18倍ほど高いオッズです。

この馬券について考えていきます。

まず3枠です。

3枠に入った2頭はこちら

5番 プリモシーン(単勝2番人気 7.5倍)

6番 トーセンブレス(単勝13番人気 223.0倍)

 

人気馬(プリモシーン)と人気薄(トーセンブレス)が同枠ですね。

 

続いて4枠

7番 ダノンファンタジー(単勝6番人気 18.4倍)

8番 ディメンシオン(出走取消)

 

ディメンシオンが馬券発売前の金曜午前に出走取消となりました。

つまり、この枠は実質ダノンファンタジーの単枠(1頭のみの枠)となったのです。

 

ということは、

枠連3-4(枠連18番人気 62.6倍)は、

馬連5-7(馬連14番人気 44.0倍)、

6-7(馬連75番人気 1219.7倍)

と同じ意味を持つ馬券となります。

 

そして、人気を見ても分かるように3枠で期待されていたのは5番プリモシーンです。

6番トーセンブレスがくると考える人はかなり少なかったと思います。(トーセンブレスをディスってるわけではありません…)

 

つまり、枠連3-4は実質は馬連5-7と考えてもおかしくない馬券です。

それでいて、オッズが18倍以上も枠連のほうが高いなら正に枠連を買うべき瞬間であったと思います。

 

ちなみに当たり前の事ですが、あくまで自分が買いたい馬が今のような状況であった時のみ買うべきです。

上の例で言うと、5-7の馬連を買うつもりがないなら買うべきではないですね。

 

馬連を買う前に枠連のオッズもチェックしておくと、このようなオッズ差が大きい馬券に巡り合う可能性があります。

 

ちなみに、レース発走約1時間前の14:35時点のオッズも載せておきます。

枠連3-4 65.1倍

馬連5-7 45.7倍

 

確定オッズと大差ありませんので、この時点でおいしい(当たるかどうかは別ですがw)馬券であることがわかりますね。

 

除外に注意

ただし、一つ気をつけることがあります。

購入後の出走取消または競走除外です。

先ほどの例でいうと、プリモシーンが除外されても、同枠のトーセンブレスが出走するため、枠連は返還対象とはなりません。

そのため、枠連の方がオッズが高くてもオッズ差がそこまでないのなら、除外のリスクも考え馬連を買うべきかと思います。

先ほどみたいに18倍もの差があるなら枠連推奨しますがw

 

同枠の枠連と馬連どちらを買うか

もう一つ枠連の買い時かどうか迷う場面を紹介します。

これは、多くの人が体験したことあるかもしれませんが、

「同枠の枠連を買うか馬連を買うか問題」

です。

僕の結論としては、

「大金を賭けるなら馬連」です。

少額ならどちらでもいいです。

 

これも具体例を挙げます。

昨日の東京10レースを例にします。

 

2020年青竜S 確定オッズ

枠連6-6 9.3倍(3番人気)

馬連10-11 8.9倍(3番人気)

 

同じ意味の馬券です。人気馬2頭が6枠に入りました。

10番 シェダル(単勝3番人気 6.4倍)

11番 タガノビューティー(単勝1番人気 2.4倍)

ここでは、枠連のオッズが高いですね。

 

もう一つ例を挙げます。

昨日の東京6レースです。

 

2020年 2回東京8日目 6レース 確定オッズ

枠連8-8 11.0倍(5番人気)

馬連13-14 12.3倍(4番人気)

これも同じ意味の馬券です。8枠に人気馬が入りました。

13番 プリンシアルーチェ(単勝1番人気 4.1倍)

14番 イベリスリーフ(単勝4番人気 5.7倍)

こちらは馬連のオッズが高いです。

 

レースによって馬連が高い時、枠連が高い時が異なります。

ただし、大した差ではないです。

買った時には馬連の方が高くても確定時では枠連の方が高い時もザラにあります。

そのため、少額であれば買うのはどちらでも良いと思います。

 

では、なぜ大金を賭けるなら馬連なのか⁉︎

それは、

「枠連の売上金額が低いから」です。

売上金額が低いと、大金を投票した際に、オッズの変動が大きくなります。

例に挙げた2レースの売上金をみてみます。

 

東京10レース券種別売上金

枠連   34,086,400円

馬連 225,750,900円

馬連の売上…枠連の約6.5倍

 

東京6レース券種別売上金

枠連 16,744,000円

馬連 83,539,100円

馬連の売上…枠連の約5倍

※売上金のデータはJRAより引用

 

この2レースに限らず、どのレースでも馬連の売上は枠連の数倍あります。

そのため、「大金を賭けるなら馬連」が良いでしょう。

 

まとめ

枠連の買い時は、

・「人気馬と人気薄が同枠のとき、その枠と単枠(1頭しかいない枠)を狙う」

→競走除外、出走取消のリスクが伴うことを忘れない

・同枠の馬の場合は枠連、馬連どちらでも良い

→大金を賭けるなら売上の多い馬連のほうが良い

 

今回は初めて馬券の買い方について考えてみました。ほぼ買ったことがなかった枠連ですが、買い方次第ではお得な馬券ですね。

 

明日からはオークスの考察をする予定です。